卒業生への挨拶

卒業生の皆さんへのご挨拶

ご卒業おめでとうございます。

鹿本高校同窓会会長の早田順一です。

 

 さて、現在の鹿本高校は、明治29年4月に設立された熊本県尋常中学濟々黌山鹿分校に源流がある旧制鹿本中学校が前身となる旧制鹿本高校と、明治45年3月に設立された鹿本郡山鹿町外17ヵ町村学校組合立山鹿実科高等女学校に源流がある山鹿高等女学校が前身となる山鹿高校が、昭和43年4月に統合されたもので、令和8年には創立130周年を迎えようとしているたいへん歴史ある学校です。

 この間の卒業生は4万2千人を超え、熊本県内はもとより各地・各界で多くの方々が活躍されてきました。昨年まで熊本県知事を務められた蒲島郁夫氏も大先輩の一人です。ほかにも松野明美氏、浦田理恵氏、江里口匡史氏といったオリンピアンも巣立ちました。 

 私たち同窓会は、在校生への支援と会員相互の親睦と母校の発展に寄与することを目的に、毎年総会及び大同窓会(交流会)の開催や会報誌「同窓会だより」の発行のほか、同窓会館の建設や学校設備の充実等に取り組んできました。今後とも、鹿本高校の卒業生であることを誇りに会員相互の親睦と母校の発展のために積極的に取り組んでいきたいと思います。

 また、県外では同窓会福岡支部・関西支部・東京支部が組織され、それぞれの地域において定期総会や懇親会が開催されており、特に関西支部(関西不動会)では、現役の大学生たちが参加され、慣れない地域で安心して生活する様子も報告されております。「その地域のことはその地域で足跡を残す先輩たちに聴く」といったことも人生の選択肢を広げることにつながるかもしれません。

 新しい地域で生活するに当たり、同窓の方や同郷の方が身近にいることは心強い支えになると思います。是非とも支部活動にもご参加いただきますようお願いいたします。

 結びになりますが、どうか新しく卒業された皆さん方も、それぞれに進む道は異なると思いますが、同窓生の一人として様々な活動にご参加いただきますようご案内申し上げますとともに、今後の更なるご活躍をご祈念申し上げます。

             令和7年1月吉日

鹿本高校同窓会会長
早田順一